<<週刊びしゃもん>>2026-06/28 Vol.1,255

・ごきげんよう、塾長です。
・デジタル化の大波が押し寄せる中、世界の教育現場では生成AI利用やデジタル教材の使用に慎重です。欧州各国ではデジタル教科書から紙の教科書に戻す動きも活発です。
・我が国では2030年以降、紙とデジタルのハイブリッド教科書が主流となりそうです。私が危惧するのはただ一点。「書かない」ことによる知識不足です。
・何かの本で「民芸は手間がかかる」と読んだことがあります。民芸を教育に置き換えても同じことが言えます。今や手間暇をかけることが特別で何かしら異質なことになっているように感じます。
・私たちは「書いて覚え」ましたが、それはただ単なる暗記ではありませんでした。知っておくべき事象には必ず「起承転結」があり、それらには更に枝葉や周囲との関係性のような「空気」があります。近年のように教材がふんだんにはありませんでしたから、知識を得るには「先生に聞いたり、図書館で調べたり、近所の年長者に教えを請うたりする」などが必須でした。これからも毘沙門塾ではそれらを大切にしていきます。
●夏期講習会のご案内を配布しています。スケジュールをご確認の上、参加申込みをお願いいたします。お知り合いをご紹介くださいませ。

<<週刊びしゃもん>>2026-06/21 Vol.1,254

・ごきげんよう、塾長です。
・私の父は1929年・昭和4年生まれ。その中学高校時代は太平洋戦争真っ只中で、学徒動員により小倉造兵廠で日々を過ごしたそうです。主の仕事は20ミリ機関砲の砲弾先晩削り出しで、一日の製造数一位で表彰されたこともあると話してくれました。
・そんな父が憧れていたというのが、小倉祇園太鼓の打ち手でした。小学生の頃は歳が足りないからと太鼓をたたけず、中学生になったら資材放出で太鼓山車が接収されて、戦後もずっと町内の小倉祇園太鼓は途絶えたままでした。
・私が小学生になった頃の七月に父が突然太鼓を二つ購入しました。その日から父と二人で太鼓を叩き始めました。公園で大きな音をたてても祇園太鼓ならば何の苦情も出ない時代でした。父は子どもの頃の記憶を元に私に立ち位置、バチの持ち方、太鼓のリズム、叩き方などを教えてくれました。毎日のように太鼓を叩いていると、次第に人が集まり、やがて町内の山車を復活させようという話も出始めました。
・さらに十年経ってから、山車復活の目処が立った頃、父は私を古船場町の老人の家へ連れて行きました。老人は一色さんという小倉祇園太鼓の名手でした。私に「カンを叩いて見せろ」とおっしゃるので、叩いてみせると「よし、これを見せてやろう」とカンの叩き方を記した一枚の紙を開きました。「これ一枚しかないから写し取って帰って、これを見ながら稽古しろ」と言いました。
・私が一色さんに会って話したのはその時一度きりでした。コピーなど無い時代。その一枚の「一色流カンの譜面」を我が町内は大切に受け継いでいます。6月末の父の日、そして7月1日からの小倉祇園太鼓が始まる頃に私が必ず思い出す二人の父の思い出です。私は今年も太鼓のバチを腰に差して、小倉祇園太鼓全ての山車の記録写真を撮り残します。
●夏期講習会のご案内を配布しています。スケジュールをご確認の上、参加申込みをお願いいたします。お知り合いをご紹介くださいませ。
●中学生の皆さんは以下のリンクよりフクト実力テスト会会員申込みをお願いいたします。申込み後、フクトより送付される会員証を塾へ提示してください。
中学3年生は
https://store.fukuto.jp/shopdetail/000000000429/
中学2年生は
https://store.fukuto.jp/shopdetail/000000000435/
中学1年生は
https://store.fukuto.jp/shopdetail/000000000438/
●毘沙門塾の新年度入塾案内を配布しています。お知り合いをご紹介ください。
●小倉祇園太鼓ホームページ(掲載写真は塾長撮影です)
https://kokuragiondaiko.jp

<<週刊びしゃもん>>2026-06/14 Vol.1,253

・ごきげんよう、塾長です。
・私は昨日、塾近所の保育園運動会を動画撮影しました。かれこれ20年近く同保育園の運動会と生活発表会を動画記録し、編集しています。運動会は今年から6月開催となりました。数年前に園舎改装により、園庭での運動会が出来なくなったので、近所の小学校体育館での開催となり、園児たちは天候を気にすることなく、伸び伸びと競技に臨むことが出来ています。
・運動会には前園長先生も参観してくださいます。私を見つけるとすぐさま笑顔で話しかけてくださるのも嬉しい瞬間です。同時に昨今の教育情勢についてもそれぞれの想いを語り合います。
・当保育園は今年から「認定こども園」となりました。極度の少子化で、幼児教育の在り方が大きく様変わりしているようです。北九州市以外では「待機児童」という言葉も良く聞きますので、何だか不思議な地域格差が生じているようです。
・毘沙門塾でも保育園でも児童や生徒の成長は短時間で素晴らしい伸びを示してくれます。私はその伸びに期待して日々こども達に接したいと願っています。かつてある塾生保護者様からこんな言葉を賜りました。「こども達の一年間の成長は大したものだけれども、私たち大人はこの一年間でどれだけ成長したんでしょうかね」と。私はこの言葉を思い出す度に日々学習、日々探求、そして生涯行動し続けねばと自分に言い聞かせています。
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<<週刊びしゃもん>>2026-06/07 Vol.1,252

・ごきげんよう、塾長です。
・私は昨日、年長者のファッションショー「グランドシニアシャレトーネショウ」のお手伝いをしました。65歳から最年長は103歳まで20組近くの皆さんがそれぞれの衣装を身に纏ってランウェイを歩きました。
・年長者の皆さんの経歴はごく普通のもので決して煌びやかではないのですが、それぞれに艱難辛苦を乗り越えて、明日から更に人生を謳歌しようという志がありました。この志こそが自らを勇気づけ、若い心を保つ秘訣のように思いました。
・今年で毘沙門塾は37年目に入りました。教育行政はもちろんのこと、今も世相は全く先読みできない日々の連続です。そんな時代の移り変わりの中で、長く受験指導を続けていられるのは本当に幸せなことだと感謝しています。
・毘沙門塾の志は何でしょうか。それは「学びの姿勢を受け継ぐ」人材を育てることです。私を私の学習姿勢を形作っているのは恩師や彼らの恩師たち、更には、その家族の教えです。それはまるでピアノの世界におけるベートーヴェンの系譜にも似たつながりがあります。先達の教えを守り反すうしてより良く伝え続けるのが毘沙門塾の志なのです。
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